住宅営業の仕事をしていると、
『人の繋がり』は
重視したいポイントのひとつです。
AIの台頭が謳われている昨今ですが、
人が関わり合い、
家づくりは成されます。
その企業や商品を気に入って、
そのモノを購入に至るケースは
多いでしょう。
しかし、注文住宅に限っては
人も選択肢に入れても
良いのではないかと思ってしまいます。
信頼できるパートナーとは
良く言ったもので、
簡単に信頼は勝ち得ません。
当たり障りないことを伝えていては、
モノの本質ともいうべき、
何故それがあなたにオススメか、
そうでないかが伝わらないので、
当たり障りないそこらじゅうにいる
セールスマンと遜色がありません。
私は自分自身で腑に落ちないと
納得できないタイプなので、
自身が腑に落ちた理由を話すよう
心がけています。
もちろん、
全てが皆さんに共感いただけるとも
思ってはいませんが、
同世代であれば、
共感ポイントは少なからずあるのでは?
とも思っています。
また、同じ考え方の方や
そのような考え方があるのだと
新たな発見と思っていただける方が
共感を生むのだとも思います。
お客様によっては、
相見積もりを行う方も
いらっしゃいます。
私は『人柄』でお選びいただくことが
多いと思っています。
こちらからすると、
競合他社のことをそれほど触れる訳でもありません。
他社様はこちらに対し、
どのようなことを話されているか
知る由もありませんが、
自分達が最善を尽くした提案を行えれば
それで私の価値観は満たされます。
他社がどうこうというのは、
一旦置いておきます。
私たちの提案に対し、
率直に施主様がどのように感じられたかを伺います。
決定ポイントはいろいろあるでしょう。
提案した間取りのこと・費用のこと・
企業体制のこと…。
何で選ぶかの選択項目も
多岐にわたります。
施主様が決めることなので、
説得しようなんておこがましいです。
なので、
どのように感じられたかを
伺いたいのです。
私たちに興味があれば、
或いは好感をもたれているのであれば
大切に扱ってくれると信じています。
それは、
今までの経験からも
そのように接していただける方が
多いです。
しかし、
そうでない場合・
そう感じてしまった場合
偉そうに聞こえるかも知れませんが、
こちらからお断りしても構わないと
思っています。
おいおい!調子に乗るなよ!
と聞こえてきそうですが、
個人的には、
まだお客様ではないと
思っている部分もあります。
上下関係はありません。
どっちが上や下は考えず、
プロとして接し、
お客様はその対価として
商品購入の費用を
お支払いされるのです。
なので、
契約手付金などお支払いを頂いた方から本当のお客様であり、
契約前は“見込客”でしかありません。
だからと言って手抜きは禁物です。
手抜きをしてしまうと、
プロ論からは逸脱します。
こちらも、
あなたの計画を大切にしていますと
表すことは必要でしょう。
俺様が客だぞと両肘を張る方は、
本当に勿体無い消費者です。
営業担当をはじめとするスタッフに、
良い印象を持たれなくなると
最終的に損をするのは
ご自身に降り掛かってきます。
こんな記事を書きながら、
私自身もセールスマンであり、
消費者の一人です。
常に相手の立場になって考えるように
心がけられる年齢にやっとなりました。
そう、昔はめっちゃ偉そう&勘違い野郎でした笑
思い起こすと、
多くの損をしていたのでしょう。
お恥ずかしいのと同時に
非常にもったいないです。。
良い提案を行うことに
変わりはありませんが、
提案を受ける側も
お心づもりはして頂きたいです。