片付けられているスッキリとしたリビング
キレイに並べられた食器棚
ゆとりあるクローゼット
災害時のストックができた納戸
思いつくことはたくさんあり、
理想と現実のギャップにうんざりすることも
あるでしょう。
性格的に
片付けが得意なタイプと苦手なタイプの
2つに分類でき、血液型でも分けられがちです。
A型の方は得意とする方が比較的に多いように感じますが、
私の知っているA型の先輩は、ビビるほど苦手です。
個人的には、
整理することや片付けることは得意で
小さい頃からその素性はあったと思います。
勉強机(言い方はめっちゃ古いですが)も本棚も
キレイに整頓できていたと思いますし、
一番はデスクの引出しの中もキレイだったと思います。
キチンとマイルールを作り、
どこのに何があれば使いやすいか、
どこにどれを収納すれば、忘れ物がないかなど
決めていたように思います。
今でもそれは変わらず、
自宅のカギや腕時計、ぺんや財布も
置き場所は決まっています。
自分自身で決めた『指定席』があります。
片付けが苦手な方の気持ちが理解できないことがありました。
しかし、あるお客様のご自宅へ伺った際、ヒントが隠されていました。
そのお客様も収納方法や片付けることが非常に苦手とされており、
決してキレイに収納できているとお世辞にも言えない現状がありました。
何といってもモノが多い!!
捨てる(処分する)ことが苦手だったのです。
片付けが苦手な方の傾向は、
モノの量が多いので、片付けがままならず、
結果としてゴチャゴチャ感が出てしまうのです。
モノがあることでの安心感と化してしまった場合、
これが一番まずい!
安心感=処分することへの嫌悪かんとなってしまうからです。
方法論としてまずは、
モノの1軍と2軍に分けます。
2軍の中の3軍的種類のモノについては処分する。
さらに、使う・使わないの分類をする。
使わないの中で、直近1年は使っていないモノは処分する。
これだけで、物量は減ります。
なので、洋服であれば一旦全部見えるように
収納の中から全部出して、分類します。
食器であれば、食器棚から全部出す。
本であれば、本棚から全部出す。
結局は見える化しないと、対象への判断ができないからです。
ご想像のキレイな家は、モノがないはずです。
物理的に量の制限をかけています。
ここまでで行った行為は、『整理する』です。
整理する=不要なものを取り除く
この作業ができたところで、
『片付ける』作業へと移行できます。
片付ける=散乱したものを整える
次へのステップに行けます。
ここまでやっていただいた行為は決して無駄になりません。
なぜなら、私たちの家にはこれだけモノがあるという
自身の情報の見える化を行って頂きました。
収納を多く作りたいというご要望を多く頂きますが、
自分がどれほどの洋服を持っているかまで把握できている方が少ない!
それなのに、ウォークイングローゼットは何帖欲しいというギャップ。
これは、何帖あれば収納できるだろうというサイズ感でしかありません。
理にかなったサイズ感はそこにはなく、
あくまで要望をなぞっただけのトレーシング(写し)です。
ハンガーに掛けている量は、長さは、種類は
収納BOXに入れているそのBOXの大きさは、種類はなどなど。
その内容が把握できてこそ、
この帖数で足りる・足りないの判断がつくのです。
それを聞き出すのがプロでしょ!って声も多くありそうですが
自宅を拝見できれば見抜けるのですが、
拝見できない・恥ずかしいので見に来て欲しくない
という心理状態が邪魔して伺えないお宅もあるのです。
恥ずかしい方、
一瞬恥ずかしい思いをされるか・整理することをされるか
どちらかを選んでください。
経験談ですが、
一瞬恥ずかしい思いをされる方が良い収納計画のご提案ができる自信があります!