打合せに必要な心得

家づくりには
たくさんの時間が必要です。
打合せは大まかに上げるだけも
3つくらいあるでしょう。

●ハウスメーカーを決めようとすること
この中には、
間取りや価格に工期をはじめ、
仕様や提案項目など
どこで誰と建てるかを検討します。

●契約後の打合せ
間取りや窓、外壁の柄や色、
床材をはじめとする内装仕様に
収納の棚のレイアウト、
スイッチやコンセントなど
大きなものから
細かなものまであります。

●工事中の打合せ
決めていく作業よりも、
決めたものができていく様を
確認する作業です。
そして、
間もなく引き渡される建物に付随する、
火災保険や登記関係は
打合せらしい内容でしょう。

みなさんがどの立ち位置にいるか
それぞれでしょうが、
予習ができれば、
楽なことはありません。
次は何の打合せを行うか、
わからない状態でスタートするよりも、
準備ができた状態で、
比較的安心してスタートが切れる、
精神衛生上の理想はあるでしょう。

逆に、
打合せをリードするハウスメーカー側は
次回は何の打合せを行うか、
事前にアナウンスする必要があります。
経験値の浅い若手社員は、
この辺りのアナウンスが
非常に苦手です。

五里霧中状態の中で打合せを実施し、
決断していく事の大変さ。。
この理解度の浅さからくるものです。
悪気はないのかも知れませんが、
気遣いは絶対に必要と感じています。

例えば、
内装のお好みを
ヒアリングしたとします。
消去法で選ぶわけではありませんが、
私の場合は、
『これはイヤ!』
を聞く事があります。

ただただ単純な事ですが、
好みでないテイストに仕上がってしまい
そこで毎日を送るのは、
個人的にあり得ないからです。
しかし、
これが好きと
わずかな範囲で決めた場合、
逆に提案の薄さを危惧します。
これはどうだろうと、
少しでも視野が広がった場合、
注文住宅らしい、
私らしい建物ができるかもしれません。

新たな発見!と思っていただけたなら、
こちらの提案は
良かったことになるでしょう。

よくある事例だったので、
そんなの当たり前でしょ感も
否めませんが
この場合はどうでしょう。

打合せの最終段階に入ってくると、
細かな項目が多いです。

コンセント、どこにつけましょう?

これは、
図面を眺めてどのように生活を送るかの想像が必要です。
どこに掃除機を置き、
洗濯物はどこでたたんで
携帯をどこで充電して…など、
頭の中で生活を行っていただく
必要があります。

今のお住まいで当たり前にしている事が
考えられなくなる施主様もチラホラ。。

朝起きて、
コーヒーを淹れ、日経新聞を読み、
TVの天気予報は耳だけで聞いて
インスタ流し読みして、
歯を磨き、身支度して会社に行く。
これが私の毎朝のルーティーンです。
どこで何をしているか、
振り返るだけでも
自身の行動パターンは洗えます。

携帯にメモするだけでも
打合せの時に、
何度となく訪れる『あっ!!』という
シチュエーションには
必ず役に立ちます。
以前、打合せしていたオーナー様は、
まとめることが本当に上手で
ファイル化して、一目瞭然でした。

聞きたい事リスト
伝えたい事リスト
やっぱり改善したいリストなど
多岐にわたって、
こちらも勉強になりました。

そのオーナー様に連絡して、
ツール化しようかな笑

打合せには、準備ができれば納得感も多いのではないでしょうか!