住まいの満足度

今回は結論から入ります。
たくさん話し合って、一生懸命考えに考え抜いた方が
最強の満足度を得ることができます。

そんなのみんなやってるよ!!
という声もありそうですが、
提案してもらう側となることで
受け身の姿勢をとっていませんか?

なぜ戸建に住みたいのか?

漠然とした質問です。
しかし、問題の本質はここにあります。
賃貸にお住まいの方が
戸建を検討し始める。

よくある風景のように感じます。

賃貸の更新が理由でしょうか。
お子様の成長や学校関係?
それとも手狭?
理由は色々ありそうです。

しかし、その理由が本質でしょうか。
本質っぽい理由を並べているだけの場合、
提案の受け身から放たれることはありません。

そして、なぜ注文住宅なのか?

なんとなく、折角家を建てるなら
注文住宅がいいよね!みたいなご意見は多くあります。
先程の購入動機の手狭や学区の問題など
わざわざ注文でなくとも、家は買えそうです。
そこに販売している住宅があるのであれば
それを購入することも検討材料でしょう。

ここまでネチネチして、やっと考えてもらえます

ネガティブオーラ全開で
なぜ戸建てなのか・注文住宅なのかを
否定的に表していると、少しは確かになって思うところも
人によってはあったはずです。
でも、〇〇があって家を建てたいという
根っこの部分が垣間見えて初めてスタートラインに立てるのです。

それは、漠然とした夢なのかもしれません。
それでも良いと思います。
ただ漠然とではなく、突き詰めて考えてもらうと
受け身から前のめりに姿勢が変わり始めます。

これが真剣さを表します!

なんとなく始めた方には、
なんとなくのゴールしか描くことができず、
突き詰めた方との差は歴然です。

その家でどう過ごしたいか。

小説『君たちはどう生きるか』の表紙の少年みたいな
表情を表すのと同じ雰囲気です。

何を持って建てるかを考え始めると
どう過ごしたいかが見えてきます。
平日に、休日に、
どう便利に、どう快適に。

それが美味しい食事や、それとも食事をしている時間なのか
快適に仕事ができるためなのか
勉強に励む子供達のためなのか
将来来るであろう、老いへの対策なのか
愛するパートナーのためなのか。

そこに住人それぞれに目的はあるはずです。

なので、どう過ごしたいかを話し合った頂きたいのです。

話し合ったその先にあるもの

時には思いがぶつかり合うこともあるでしょう。
意見の相違や合致。
いろんな意見を聞くことで、
将来の形が具体化していくので、
建築計画を取りやめる方もいらっしゃいます。

それはそのご家庭にとって
洗練された意見が確立できたことが
良い回答であると私は信じています。

そして、家族それぞれが悩みに悩んで出した答えに
後悔がなくなっていきます。
そうすると、人のせいにすることも無くなるので、
非常に心の健康状態が良い形となっているはずです。

失敗したくない思いから、
誰かのアドバイスを聞きたい心理状況もわかるのですが、
家庭で解決できない問題に赤の他人がアドバイスなど
少々ハードルが高いように感じます。

失敗したくなくて、縮こまっているよりも
少々もめても家族同士ですから、
そこの問題は小さいと思います。

家づくりに会話は必須です。
作り手ももちろんのこと
企業側の連携も、施主様との連携も
お互いを思いやることで
良いスクラムが組め、
良い家づくりの近道となるのです。

さあ、一緒に家づくりをしてみませんか?