2020年代は
情報のスピード感が益々速くなり
ウカウカしていると
施主様の方が下手なプロよりも
上回った情報量を持たれています。
2030年代は
AIの台頭により、
〇〇しかできませーんという
一芸営業マンは次第に
居場所を失われていくでしょう。
こんな危機感を抱くのは
私だけでしょうか…。
折衝方法は人それぞれです。
個人のキャラや性格も同様です。
『マニュアル通りにやれば良い家ができる』そんな夢のような魔法本があるわけもなく。。
人は、人に魅力を感じ
その人からモノを購入すると思います。
私は人で選ぶタイプです。
先日、信頼できるバイヤーからの
オススメがきっかけで
オーダーでパンツを作る事になりました。
ズボンといえばわかりやすいですね笑
最初は乗り気ではなく、
えー。ホンマにいる??という
気持ちは超低空飛行。
しかし、
そこに一人の職人さんが現れました。
私の足を少し離れたところから見て、
軽くサーッと触り
一つのパンツを持ってきました。
履き替えるの?
やや面倒に感じながらも
いまだに低空飛行の状態です。
ところが
なんと既にジャストフィット!!
マジか!
更衣室内で思わず独り言を発しました。
何でサイズをわかったのか
知る由もありませんが
職人の目利きレベルが違いました。
そして、
私の体の特徴を教えてくれました。
いくつかのまち針を用いて
どうすれば美しいシルエットになるか
実践タイム。
ここを数ミリ上げてあげればなど
非常に面白い時間でした。
左側はいつもの感じ
右側は明らかに違うシルエット。
その頃には買う気満々です。
既にハートを鷲掴みされて、
飛行機は遥か上空でした笑
もちろん生地から選びましたが
ブランド品でないものに対し
決して安くはない価格を支払いました。
あのレクチャーの時間も
お代に含まれていると思っても
納得でき、新たな世界を知れました。
人が繋いでくれた縁であり、
振り返っても満足感のある買い物だったと思います。
家づくりも同様です。
営業という立場ながら
忘れてはならない事でしょう。
だから時間を費やし、
しっかり考えて
打合せまでの準備が大切なのです。
AIに立場を追われては
人が考える面白いアイディアや
家づくりの深さを
伝えることはできません。
それが魅力的な人であり続ける
方法だとも思うのです。
それはAIでは難しいかとも思います。
既に一定のマニュアルをも使いきれない
営業マンは、
これから早々に淘汰されていくでしょう。
或いは、
既にその時代に突入したとも思えます。
勉強する姿勢を
忘れてはならないと肝に銘じます。