いつ行くの?近隣挨拶編

ご近隣の方に工事のご挨拶って
いつ行くのがいいですか?
施主様から聞かれることが多い
質問の一つです。

ご近所さんからの視点で見れば、
一声かけてよ!っていう
お気持ちを察することと
施主様からすると、
どのようにお話しすれば一番スムーズなのか
わからないので、
アドバイスくださいという
お気持ちが入り混じったご質問と思います。

建替えの方と土地から買われた方はタイミングが違う

周り近所を知っている建替えの方と
全く知らない土地購入の方とは
進め方が違います!

建替えの方は
解体工事があることが前提です。
お引越しの前には、
粗大ゴミなど出すケースが
多くなると思います。
大きなゴミを何回かに分けて出す場合、
それなりに周囲の目もあるでしょう。
知らない関係でもないとも思いますので、
その際に少しお声掛けしてもいいと思います。

土地購入の場合、
よほどの用事がない限り、
現場には足を運ぶ機会は少ないと思います。
工事着手の前の地鎮祭のタイミングが
よろしいと思われます。
地鎮祭を行う際は、祭壇やネット・紅白幕
など、何かやるんだなオーラが
現場にあるので、
恐らく周囲の方も見ているはず。
地鎮祭終了後に、ご挨拶周りにいきましょう。

どこの範囲まで行くべきか

私は、挨拶をされて
悪い気をされる方は少ないと思っています。
挨拶をしておいて損はないという事です。
昔からいわれている、『向こう三軒両隣』
せめてそのくらいは
行くのがよろしいと思います。
また、道路に重機が止まるので、
その道路に面している周辺の方なんかも、
ご挨拶することをオススメしています。

建築業者を頼るべし

工事の工程や重機の云々は、
業者でなければわかりません。
説明で聞けばわかるって話でもない
のが建築です。
業者さんに、全体の工程
(着工日と完了予定日くらいは必須)と
何かあった際の連絡先や問い合わせ先を
周辺に配ってくださいと
ご依頼ください。
大手ハウスメーカーは
概ね行なっていると思います。
タイミングを合わせ、
一緒に周れる時間があるなら、
その方が心強いと思います。
例えば、5件の周辺ご挨拶をする
予定とします。
見ず知らずの家のインターホンを押し、
初めましての状況で
工事の日程などを上手く話せる方も
少ないのも現実です。
そもそもインターホンを押す行為自体、
挨拶といえど、やや抵抗感がある方が
首都圏には多くいらっしゃる印象があります。
建築業者は、日常茶飯事なことなので、
なんの躊躇いもなく
インターホンをズケズケ押せます。
工事の挨拶もスムーズなので、
頼るポイントは頼りましょう!

手ぶらより気持ち程度の手土産を

仰々しいご挨拶は一部の高級住宅街にして、
一般的なご挨拶は、気持ち程度の手土産の
ご準備はされておいてもよろしいと思います。
そして“消えもの”の
お菓子なんかが良いでしょう。
おせんべいやクッキーなど
日持ちのするもので
ご挨拶できれば、
手ぶらより気まずくないです。
また、“消えもの”としているのは
伺った訪問先が不在のこともあります。
日を改めて訪問するのも、
日持ちがするものであれば
再度購入する手間を省くことができます。

入居前も行きましょう!

ご入居前は、
数ヶ月工事でご迷惑をおかけした事の
ご挨拶をしましょう。
ご家族皆さんで行けば、
伺った先のご家族構成や
施主様の家族構成も
それぞれの立場で見える化できるので、
非常に良い内容と思います。
相手先からすると、
家族みんなで挨拶に来てくれたよと
話すでしょう。
それだけで好印象を持ってもらえることも
挨拶がもつパワーです。

どこまで挨拶をすれば良いという
正解がないのも難しくさせる要素です。
しかし、相手方に立って考えると
自ずとどこにご挨拶をすれば
良いか判断しやすくなります。