間取り作成においては、
何を持って行かれるかの
ヒアリングを絶対と言っていいほどされます。
冷蔵庫や洗濯機、
TVのサイズももちろんのこと、
現在ご使用の家具も。
折角の新築、新しいものにしたい!
全てが新しくなります。
建物を外から眺めても、室内に入ってきても、目に見える全てが新しいのです。
だったら新しいものにしたいという
ご要望も多いですが、
家具の購入費用もバカになりません。
ですから、ここだけは新しくしたい・
ここはこだわりたいという
ポイントを絞って
購入のご参考にして頂きたいと思います。
触れる機会の多い家具から選ぼう!
個人的な意見ですが、
住む世帯によって家具選びは
違って当然と思います。
例えば
家族が増えていく赤ちゃんがいる世帯の場合、
ソファーはいらないんじゃないの?
と思ってしまいます。
なぜなら、
汚してしまう事や高い座面からの転倒・
少し大きくなってくれば
ぴょんぴょん跳ねるなど、
折角高額な費用をかけたとしても
かけた甲斐が少なく感じてしまいます。
汚れることを予想して、
生地も選び、洗濯が可能なものにするが
洗濯自体も結構面倒な作業。。
やや本末転倒な感じがしてしまうのです。
であれば、ヨギボーや
無印良品の体にフィットするソファーなど
ビーズを使った柔らかいものでも
いいのではと思っています。
生地は洗えますし、
生地のみ取り替えることももちろん可能です。
色が飽きれば
たくさんの種類から選べる選択肢の幅も
あるもの非常に都合良いと思っています。
住宅展示場では、
立派なソファーが出迎えていますが
決してそうである必要はないのです。
ダイニングテーブルには本物の質感を
食卓の彩りと華やかさは
家族の団欒の時間を
有意義なものにすると思っています。
『食』の大切さを
子供たちにも教育の一環として
伝えることのある日本文化。
『いただきます』や『ごちそうさま』を
言うように、礼節も重んじることや
これから夕食が始まる
掛け声的な部分もあるでしょう。
幼い頃は
プラスチック製の食器が多いと思いますが、
成長すれば、それなりの食器を使うと思います。
成長期の頃の私は、
なんでも白ごはんの上に、
一旦ワンバウンドさせ
おかずとご飯をかけ込んでいたので、
その頃はお茶碗が知らず知らずのうちに
大きくなっていたのを覚えています。
目から入る情報に、
食材や食器にテーブルの質感を加えることで
本物に触れる機会を
作ってあげてもいいと思っています。
本物の木材は、
質感や鮮やかさをも学べるのです。
見落とされがちな寝具
睡眠の質感は、
朝からバリバリ動くための大切な要素です。
毎日忙しく働き、家事をこなし、
ゆっくりする時間ほしーい!
という方に限って
寝具はどうなっているのと伺うと、
普通のベッドですと仰います。
リフレッシュするためには、
睡眠の質感をあげることで
無意識な状態のストレスをより解放し、
深い眠りにつくことで
疲れを取ってくれるのです。
高額なソファーは友人たちが来客した際の
すごーいやオシャレーという感想を
与えてくれますが、
ソファーはなくてもオシャレにできるので
その費用をベッドに充てて頂きたいと思います。
ラグジュアリーホテルでは、
旅の疲れを癒すため・
その旅を楽しんでもらうために
睡眠の質感にこだわっています。
いいホテルは、
ベッドも心地よい印象がありませんか?
これは結構理に適っていると思っています。
是非、自宅でも寝具のこだわりは、
今までと全く違う寝心地と朝を迎えられるのではないでしょうか。
ポイントを絞るべし!
ここまで家具の大切さを申し上げてきましたが
全部揃えると、
なかなかの高額になることが予想されます。
ゆとりがある方は、何をしても大丈夫ですが
お財布事情は人それぞれ。
家づくりと同じで、
費用をかけるポイントと
そうでないポイントを見極め
優先順位をつけて
ご満足度の高い建物として頂きたいですね!