家づくりにはたくさんの知識が必要です。
そんなのプロの仕事でしょって
思われるかもしれません。
それも一理あります。
しかし、プロがすべきことと、
そうでないこともあるのも事実です。
知識の幅が広がることで、
考え方に幅ができ、
採用不採用の道筋も大きく変わっていきます。
極論を言えば、
間取りの方向性も決めることができるのです。
設計士が間取りを書きますが、
そこに住むのは設計士ではなく、施主様です。
全ての最終決定は、施主様が行うのです。
施主様が舵を切るはずのところで、
業者側に委ねられることが多くあります。
失敗しないために何を学べばよいのか、
いくつかピックアップしたいと思います。
自分たちの家での過ごし方は?
他人と自分達の家での過ごし方を
比較したことがある方は少ないと思います。
比べることで、
良い悪いを言い合うのではなく、
ここが違う、
あぁうちにも同じことが言えるなど
気づくことも多少はあるでしょう。
掃除機は何台持ってる?
ルンバ使ってる?
洗濯機は1日に何回回す?
何時に回してる?
朝シャワー浴びる?
在宅ワークどこでしてる?
などなど、素朴な日常の1ページを
紐解いてみてください。
旦那さんや奥さんの愚痴ではなく、
あくまでも家に対してですよ!
どこに依頼するか
建築業界は裾野の広い業界です。
ハウスメーカー・中堅どころ・
地元の工務店など
依頼できる先がたくさんあります。
たくさんあって、
どこに頼めばいいのかわからなーいという方は
各企業のホームページやカタログから
何を得意としているか検索してみてください。
大手ハウスメーカーであれば、
総合カタログというものが用意されています。
商品ラインナップに加え、
得意ゾーンが記載されています。
しかも、最初のページあたりに
記載されているケースが多いので、
こういった住宅が欲しいという
参考になるでしょう。
得意分野がわかったところで、
欲しい建物の項目が
ピックアップされるはずです。
デザイン重視・安全性などの性能面や
メンテナンスなど、
もしもの場合対策・なんといっても予算!
などなど対象を絞ると
自ずと方向性が導かれます。
人の意見を半分捨てる勇気
刺激的な文字ですね。
人は変化を恐れるものです。
しかし、今を変えなければ何も変わりません。
間取りも、家族との関係も、過ごし方も。
住宅を購入した人の意見は、
半分聞いて半分捨ててください。
同じ境遇の人などかなり少ないです。
同じ年収・同じ業種・
同じ家族構成・同じ年齢・似たような両親
似たような育ち・似たような恋愛遍歴・
食生活…。
同様の方はいらっしゃいますか??
いないでしょう。
似たようなシーンはあっても、
全て同じではありません。
半分を参考に、半分はその他大勢の
意見として聞きましょう。
最終決定の舵取りは『施主様』が行うのです。
勇気を持って、
変わる選択肢を選ぶ人に変化は訪れます。
その勇気は、家族との対話から
方向性を見出します。
この土地を買おうか・〇〇で建築しようか
この間取りで着工しようかなど、
よく話し合うことで結論を見出せます。
家族全員で勇気ある一歩を踏み出せるのです。
頭でっかちにならない
本やSNSでたくさんの情報を
取り入れすぎてよくわからなくなる方も
たくさんみてきました。
情報を入れすぎて、
選択肢の幅を意図せず増やしてしまい、
結局、右往左往となっているのです。
優先順位の付け方と考え方の整理整頓さえ
できれば非常に良い家づくりになるはずです。
このようなタイプの方に最もオススメは
人の意見を半分捨てることです。
自身はどう思っているのか。
〇〇はこのように言っていたと
言いがちなので、
決断を出す訓練が必要です。
いかがでしたか?
情報を取りに行くのが悪いと
申し上げるつもりはありません。
むしろ取りに行ってください。
ご夫婦のゴールの設定が
その家づくりの道標になります。
毎日時間に追われている方が
ほとんどと思いますが
家族で話し合うことも絆を深めるのです。
深く絡み合った絆は、良い家族像に思え、
そのような方が
良い家を建てるとも思います。