注文住宅は、プラン=価格ではありません。
いやいや、建物の大きさや間取りによって値段が違うんでしょ!?
と思いのあなた!
その通りですと言いたいところですが、
価値を見出せていますか??
モノの値段は、
その価値と値段が釣り合った際、購入に至ると思っています。
もし、担当者が価値までご説明できていないのであれば、
提案不足としか表現できません。
しかし、施主様の値段や金額に対するフィルター性能が凄すぎて
『金額という数字』にしか目がいかない方も多くいらっしゃることも事実です。
そうなってしまうと、本末転倒の可能性があります。
家づくりの本質を見誤っていなければ、問題はありません。
間違いがないように、間違いを起こさないように、
お伝えできればと思いました。
例えば、住宅という大きなものでなく、わかりやすく野菜だったとします。
〇〇スーパーでは、250円のキャベツが
スーパー△△では、150円でキャベツが販売されていました。
同じモノなら150円のものを買いたいという方は多いでしょう。
私はこれを金額というものさしで購入を検討すると思っています。
しかし、250円のスーパーで販売されているキャベツは、
キャベツそのものに甘味があり、
噛むほどにイイ野菜を食べているという味がします。
しかし、一度期に食べ切ることができず、冷蔵庫の中で数日置いてしまいました。
でも、痛みが少なく、瑞々しさがまだ残っています。
生産者さんのお顔も拝見でき、安心感もあります。
一方、150円のものは数日経つと萎びれて、
決して美味しそうとは思えず、結局処分してしまう羽目となりました。
さて、どのシチュエーションであればどちらのキャベツを購入されますか?
選択方法は、
レシピによっては食べ切ることができると考えた際はどちらを、
残ることが予想できれば、どちらを選択する。
これは、キャベツでも住宅にも当てはまることで、
モノの価値まで判断して、先まで予測して判断していますか?ということです。
数字上の高いや安いは、本質的な比較検討といえず、
ただその数字を見て、高いや安いの評論をしたいまでです。
もちろん、価値を納得いくまで説明出来ていない販売側に
そのような買い物方法となっていることに十分反省の余地はあります。
そうならないよう、価値までしっかり提案しなければなりません。
また、間取り図がなければ見積もりが出ないと仰る施主様もいます。
概算でよければ、ある一定の経験値があればその場で出せます。
それも軽いヒアリングで。
金額というものしさで見比べをされる方には、もってこいですよね!
また、住宅産業新聞というメディアで大手ハウスメーカーの坪単価の集計を
毎年されていますので、ちょっとネットで検索すれば
ご自身でも建物の坪単価は計算が可能です。
いくらかかるかわからなくてご不安な方は、参考になさってください。
ただ、以前より申し上げている通り、それで良い家でしょうか。
数十年住む、何十年とローンを払う、夢のマイホームでしょうか。
私にはそれが良い家づくりとは思えないのです。
血が通った家にするため、実例のご見学やセミナーなどの相談会の参加、
ショールームのご見学など、納得して購入に至って頂きたいのです。
ローコスト住宅が悪いと申し上げているわけではありません。
ローコスなりの価値も、理解し納得して契約する、
大手ハウスメーカーの見積もりの価値を理解し納得して契約する。
それこそが、注文住宅の醍醐味です。